2017年2月より、並川晃治の後任として株式会社並川の代表取締役に就任いたしました。当別の地にて90有余年、常に葬儀本来のあるべき姿を追求し、伝統の儀式を守り続けてきた当社は、新しい体制のもと、今後は、これまでの姿勢を継承しつつ、よりいっそうお客様目線に立ったポスピタリティサービスの充実に努めて参ります。
葬儀の世界は、今、かつてない大きな変革のときを迎えています。異業種からの葬儀業界への参入や家族葬のブーム化、 “終活”に代表される新しい言葉の誕生など、変革の波は凄まじいスピードで時代を席巻し続けています。
私たちは、こうした新しい流れに対して敏感にアンテナを張り巡らしつつも、けっして変わることのない「人が人を送ることの意義」を、今まで以上に大切に守りながら、地域のため、この地に住まう皆様のために、努力を続けて参ります。
新しい株式会社並川を、いっそう温かく見守って頂きたく、今後とも、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
日々、多くの通夜・葬儀を担当させて頂く中で、自分は自らのチカラで生きているのではなく、もっと大きな何かに生かされているのではないかと感じる瞬間があります。人の死はいつ訪れるか?それはけっして誰にもわかりません。しかし、必ず人には死というゴールが訪れる以上、与えられた命を謳歌し、けっして後悔しないよう毎日を大切に生きなければと感じずにはいられません。
私たちの執り行う葬儀とは、こうした生きることの意義、命の尊さを改めて感じさせてくれる大切な機会であると考えています。大切な方を亡くされたご遺族様にとっては辛く悲しいお別れの儀式ですが、故人の生きた証は、葬儀という機会を通じて、残された方々の心に、確実に刻み込まれ、受け継がれてゆくのです。
大切な方をお送りする、大切な儀式。だからこそ、過度な主張や自己満足に走ることなく、「当たり前のことを、ひとつひとつ、きっちりと確実に執り行う」ことで、ご家族様との信頼関係を築きながら、そのお心に寄り添い続けたいと考えています。
新しい並川に、これからもより一層のご高配を賜りますよう、何卒、宜しくお願申し上げます。